©石川県観光連盟 「よしが浦温泉」
「金劔宮」の記事で「イヤシロチ(弥盛地)」について書きましたが、石川県の「イヤシロチ」について、色々と確認したところ、奥能登の「珠洲岬(すずみさき)」が気流融合地帯として、日本三大パワースポットの1つ「聖域岬」になっていることを知り驚きました。
とても石川県民と思えませんね(汗
しかし、珠洲岬=聖域岬って初耳です。
というわけで、今回は日本三大パワースポットの1つである「珠洲岬(すずみさき)」について調べてみました。
珠洲岬の概要
©穏やかなラポン 「禄剛崎」
石川県珠洲市にある珠洲岬は金剛崎をさすのか、それとも周辺の岬を含めた総称をさすのかという議論はありますが、国土地理院の地形図には金剛崎の位置に「珠洲岬」と併記されています。
地形としては、新第三紀中新世の丘陵地が日本海の荒波にさらされて波食台が発達し、高さ40〜60mの海岸段丘が続きます。
また、珠洲岬は能登半島の内浦(富山湾側)と外浦(日本海側)の分岐点で日本海航路の要衝に当たるため奈良時代には禄剛崎(ろっこうざき)に烽火(のろし)台が置かれ,1883年には洋式灯台が設置されました。
日本三大パワースポットとは?
日本の三大パワースポットとは、次のスポットです。
(1) 静岡県の「富士山」
大昔から霊峰富士として有名ですので、誰もが認めるパワースポットと言ってよいでしょう。「金劔宮」の記事にも登場しましたが、「三大レイライン」と呼ばれる3本の大きなラインの要(かなめ)になっています。
(2) 長野県の「分杭峠(ぶんぐいとうげ)」
分杭峠は、長野県伊那市と下伊那郡大鹿村との境界に位置する標高1,424 mの峠です。
世界第一級の断層である中央構造線の真上にあり、ここで世界でも有数の良好な「気」を発生する「ゼロ磁場」という場所が発見され、2009年にテレビ・ラジオや雑誌で分杭峠のゼロ磁場が大きく取り上げられたことにより一躍有名になりました。
(3) 石川県の「珠洲岬」
パワースポットジャパンによれば、『日本海に大きく突出している能登半島は、独特な地層構造の為、気象的には寒帯ジェット気流と、亜熱帯ジェット気流が合流する(日本独自の気候・四季を形成する元)地として、海洋的には、海面での卓越風を含む暖流、寒流が能登先端で合流し表層循環・熱塩循環等の海洋循環が行われている、気象学、海洋学的にも極めて貴重な半島の環境である。このことから、能登半島最先端部には、これらの気流、海流、大地の気流が複合的に凝縮され、世界的にも稀な波動集積地となっている。』と紹介されています。
いつから聖域岬に?
©石川県観光連盟 「よしが浦温泉」
ランプの宿の公式ブログを見る限り、珠洲岬が聖域岬として本格整備され始めたのは、2009年02月に「空中展望台スカイバード」の構想が出されたあたりからだと思われます。今では「青の洞窟」、「遊歩道」、「フレームストーン・夢の扉」、「売店」などが整備済です。
不思議な「聖域の水」百年水
私が興味を抱いたのは、パワースポットの観光施設よりも、ランプの宿の湧水です。2002年(平成14年)7月4日の北陸中日新聞に載っている「珠洲に世紀を超えた“純水”」というタイトルで、ランプの宿の湧水が113年間腐らず瓶詰めで保存されているという内容の記事です。
記事には、『石川県能登北部保健所(輪島市)に水質検査を依頼したところ不純物がゼロで飲用可能であることが判明した。<中略>この水にはミネラル分のほか塩素イオンが多く含まれて強い殺菌力があり、雑菌類が消滅したことが推測されるという。<中略>水は静止状態だと腐りやすく、普通の水道水なら1カ月程度で交換が必要になる。キリスト教で「聖水」として知られるドイツの「ルルドの水」でも5年が限界という。』という内容が載っていました。
聖水よりパワーがあるなんて、凄いじゃないですか!
塩素イオンって、分かりやすくいうと塩分のことですよね。
であれば、「珠洲の塩」ってメチャ、浄化&開運パワーがありそうです!
珠洲の天然塩はパワーアイテム
©石川県観光連盟 「揚げ浜塩田」
早速、調べたところ既に開運パウダーとして販売されていました。
みなさん、考えることは同じですね(笑
パワーが集まる珠洲の海から作られる天然塩ですから、自然のパワーがより凝縮したものと言えますね!
神棚の盛塩はもちろん、庭に撒いたり、盛塩にして玄関や部屋においたり、財布に入れたり、色々と活用できそうです。
と言うより、毎日の料理や漬物用の塩に使えば体内からパワーアップできます!
盛塩のあれこれ
記事の最後は、盛塩のあれこれです。
盛り塩は大きく2つの意義に分けることができます。
1つは、人を呼び寄せるための縁起担ぎというかおまじないとしての盛り塩です。
もう1つは、お清めの塩、または神様に捧げる供え物としての塩です。
前者は、皇帝の寵愛を受けようとする女性が皇帝の乗った牛車を自宅に来させる為に、牛の好物の塩を自宅の玄関に置いたという古代中国の故事によるものです。たとえば、料亭の前にある盛塩ですね。あれは「お清め」ではなく、お客を呼ぶためのものです。
後者については、言葉どおりの「お清め」としての盛塩ですので、開運のための浄化は基本的にこちらですね!
1/塩は何が良い?
当然ですが、珠洲の海で取れた無添加の天日干し製塩法で製造された塩がベストです(笑
2/盛塩の正式な盛り方は?
基本的に山型に盛ります。盛塩セットを使えば簡単にできます。
3/置く場所はどこが良い?
玄関の盛塩の目的は結界なので、料亭のような外に1つ置くやり方はしません。
結界を張る場合、2つ1組が基本なので、玄関ドアの内側に左右一対で置きます。
あとはトイレ、台所、風呂などの水気と火気に関係する場所に置きます。
神棚は向って右から塩、米、水の順番です。
4/盛り塩の交換時期はいつ?
基本的には一週間から10日ほどですが、毎月1日と15日に変えるのもありです。
5/使用済みの塩の処分方法は?
台所で普通に流せば大丈夫です。汚れを払うためにもキチンと流して処分します。
盛塩は【盛塩セット】を使えば簡単にできます。
家にあるモノで代用するなら、ケーキづくりに使う円錐形のクリーム絞りの口金なんてどうでしょうか。
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