写真提供:こまつ観光物産ネットワーク
【荒俣峡の紅葉】
荒俣峡は石川県小松市にある人気の紅葉スポットです。
荒俣峡は石川県小松市の郊外、赤瀬ダムの手前にあり、梯川の源流である大杉谷川の最も谷間の狭まった所にある峡谷で、蛇行した川の流れや河畔に点在する奇岩など自然の美しさを楽しめます。
渓流は美しく、穏やかな水の流れとせせらぎの音が紅葉の美しさをさらにかもしだし、何とも言えない心地良さを感じさせます。
荒俣峡の紅葉スポットですが、「保名(やすな)橋」や「かじか橋」から眺めた景観が有名ですが、「保名橋」から階段を使って中洲に下りることができますので、間近で渓流の紅葉を楽しめます。
この他、「保名橋」の脇から大杉谷川に沿って400mほどの長さの遊歩道も整備されています。所要時間は、のんびり、ゆっくり歩いて20分から30分ほどです。蛇行した渓流や点在する奇岩などを眺めながら、紅葉を楽しむことができます。荒俣峡は川面だけでなく山の頂上まで紅葉・黄葉しますので見ごたえがあります。紅葉の見ごろは例年11月上旬から11月下旬です。
また、荒俣峡は「加能八景」の一つに数えられる景勝地ですので、「加能八景」について簡単に説明しておきます。
「加能八景」は、当時あった新聞社の一つである「石川新聞」が募集し昭和24年12月28日に投票結果により決められました。「加能八景」の「加能」とは、加賀と能登のことですから、石川県の代表的な八大景勝地ということになります。
具体的には、白山比め神社 倶利伽羅山 卯辰山公園 湯涌温泉 見付島海岸 橋立海岸 赤瀬の荒俣 能登金剛岩門を「加能八景」と呼びます。
【荒俣峡の長寿庵】
荒俣峡を見下ろす場所に、「長寿庵」という食事処があります。国道沿いではなく山道にひっそり建っています。
渓流側の一部が川に張り出す形で建てられており、古民家造りで囲炉裏もあって風情のある食事処です。格式が高そうで、ひょっとして一見さんお断り?という雰囲気ですが、予約を忘れなければ誰でも気楽に入れます。
知る人ぞ知る、隠れ家的な食事処って感じですが、鮎やイワナなどの川魚、春は山菜、秋はキノコ類など、この地ならではのこだわりの料理をこのロケーションで味わえるなんて最高だと思いませんか。大杉谷川のせせらぎの音が聞こえてきて癒してくれますよ。
メニューは四季によりそれぞれ変更されますが、5000円のコースですと以下のようなメニューになります。
1)山菜の小鉢2品
2)イワナの洗い
3)アユの塩焼き
4)イワナとマツタケのソテーと牛ステーキ
5)マツタケ入りの山菜鍋
6)ご飯と漬物
席数は37席(カウンター7席、座敷5室30席)あります。
駐車場も有り車で行けます。(粟津駅からタクシーで行ける距離です。)
営業時間は11:00~14:00、17:00~19:00。日曜は営業しており、定休日は不定休ですが、
営業時間・定休日は変更となる場合があります。松茸や鯉の洗いなどの料理は要予約ということもあり、それも含めてあらかじめ電話で営業日と時間を確認し予約をいれてからお出かけ下さい。
住所は石川県小松市赤瀬町ル2-10。
お問い合わせは0761-46-1605です。
【荒俣峡へのアクセス】
JR小松駅から車で約30分、金沢方面からは新国道8号線の東山I.C.から車で15分ほどで到着します。駐車場は無料で10台停車できます。
バスを利用する場合は、JR小松駅から小松バス大杉上町行きに乗車し、荒俣峡バス停で下車します。所要時間は40分ほどです。
※料金は定時・随時の改定や増税等による改定がありますので、公式ホームページにて最新の情報をご確認くださいますようお願い致します。
※この記事に掲載されている画像や情報については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。