【2020年】白山鳥越そばまつり~新そばまつり~開催は中止!

白山鳥越そばまつり~新そばまつり~

令和2年「鳥越そばまつり」は、新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため、中止となりました。
道の駅「一向一揆の里」は営業していますので、新そばの時期に出かけられたらいかがでしょうか。
以下は昨年のスケジュールになります。

【(2019年)白山鳥越 新そばまつり開催日時が決定!】

(2019年)白山鳥越そばまつり~新そばまつり~の開催日時が以下のように決定しました。

今年の開催日:11月9日(土)と10日(日)の二日間。
開催時間:10:00から15:00まで。
開催場所:道の駅「一向一揆の里」周辺
住所:白山市出合町甲36
問合せ:白山鳥越そばまつり実行委員会(食彩館せせらぎ内)
TEL 076-254-2888

「新そばまつり」は秋の人気イベントですので、かなりの混雑が予想されます。駐車場は10時を過ぎると、すぐに満車状態になりますので早目の到着がおすすめ。但し、開催場所の近隣に臨時の駐車場が多数用意されており、係の方々が手際よく誘導して下さいますので、ずっと待ち続けることはありません。

そばどころで有名な白山鳥越(はくさんとりごえ)で、今年収穫したばかりの鳥越産の「新そば粉」を使い、打ち立て茹で立ての美味しい「新そば」を味わうことができます。

白山鳥越 新そばまつり
Ⓒ穏やかなラポン 「白山鳥越 新そばまつり」

白山鳥越 新そばまつり
Ⓒ穏やかなラポン 「白山鳥越 新そばまつり」

県内外からそば屋さんが出店していますので、色々な種類の美味しい新そばを食べ歩きできます。ぜひ、食べ比べて味の違いを楽しんで下さい。

白山鳥越 新そばまつり
Ⓒ穏やかなラポン 「白山鳥越 新そばまつり」

また、会場はそばだけではなく、県産のカキ、イワナの塩焼や特産品などをはじめ、各種飲食が楽しめる物販ブースも並びますし、会場内の直売所「食彩館せせらぎ」では新鮮な野菜が手にはいります。

白山鳥越 新そばまつり
Ⓒ穏やかなラポン 「白山鳥越 新そばまつり」

白山鳥越 新そばまつり
Ⓒ穏やかなラポン 「白山鳥越 新そばまつり」

なお、この頃は冷え込む日も多いので上着をお忘れなく。

【そばまつり会場へのアクセス】

(車)
白山ICから国道157号線を南へ40分

(レンタカー)
金沢駅から55分、松任駅から40分

(タクシー)
金沢駅から55分、松任駅から40分、美川駅から40分、鶴来駅から20分

【近くの手取峡谷の紅葉が見ごろ】

色々なサイトに「目はモミジ、お腹はおそばで満たされる!」と書かれてありますが、そのとおりです。ちょうど手取峡谷の紅葉が見ごろになりますので、おそばを楽しんだあとは、秋色に染まった手取峡谷の紅葉をお楽しみ下さい。

手取峡谷の紅葉スポットとしてお薦めは「黄門橋」「不老橋」からの眺めです。また、「不老橋」の近くにある「綿ヶ滝」周辺も見逃せない紅葉スポットです。

これら手取峡谷の紅葉の見頃は例年11月上旬~11月中旬です。

手取峡谷の紅葉の詳細は以下の記事をご覧下さい。

【手取峡谷(てどりきょうこく)】石川県の紅葉情報2020
手取川は霊峰白山を源とし日本海へ注ぐ石川県最大の一級河川で、長さが72kmあります。日本有数の急流河川で洪水に悩まされ続けていましたが、手取川ダムと大日川ダムの完成以後、被害は激減しました。 手取川の名称ですが、氾濫のつど渡るのに手間...

【鳥越城跡へは車で5分】

白山鳥越そばまつり~新そばまつり~ 鳥越城跡
写真提供:白山市観光連盟

開催場所である道の駅「一向一揆の里」の名称にあるように、鳥越は一向一揆の里なのです。学校の歴史で勉強したあの「加賀一向一揆」の最後の砦「鳥越城」の史跡が道の駅から車で5分の所にあります。

「鳥越城」は1580年(天正8年)に柴田勝家の手によって落城したのですが、現在は門や石垣等が復元され、国指定の史跡になっています。

付近一帯を見渡せる絶好のビューポイントですので、散策されたらいかがでしょうか。

【新そばの蘊蓄(うんちく)】

白山鳥越そばまつり~新そばまつり~ そばのお花畑 
写真提供:白山市観光連盟

「新そば」を食べるだけではなく、事前に豆知識を入手し「新そば」を味わうとさらに美味しさが倍増するかもしれません。

「新そば」は「そばの花」が咲いたあと「そばの実」が収穫されてから1~2ヶ月ほどで食べるそばを「新そば」と呼びます。日本は北海道から沖縄まで南北に長いため、北海道では早いところで8月の終わり頃から、九州や沖縄では遅いところで1月の終わり頃まで、地域によって新そばが楽しめる時期が異なります。

白山鳥越の場合、「そばの花」は例年9月の中旬から下旬が見ごろです。白山市三ツ屋野町にある農村体験施設「にわか工房」の隣接地には約8ヘクタールの「そば畑」があり、毎年、この頃には「そばの花」の観賞に訪れる方が多いです。上の画像をみて頂ければ、広大な「そば畑」の一面に広がる白い「そばの花」がどれだけ美しいか分かります。

「そばの実」の収穫につきましては、白山鳥越の場合、「そばの実」は例年10月下旬から11月初旬頃に収穫されますので、「新そば」と呼ぶのは年内中ということになります。

ということで、「新そば」の定義は分かりましたが、それでは、なぜ、「新そば」はうまいのでしょうか?

そばがうまくなる条件として、「そばの実」が成熟する時期の日中の気温や昼夜の寒暖差があげられます。一般的に、日中の気温は約25度で昼夜の寒暖差は約10度とされていますので、新そばが収穫される秋がちょうど条件に適しており、「新そば」はうまい!ということになります。

昔は現在のような保存技術がありませんので、「風味」「薫り」「味」は「新そば」をピークとしてドンドン落ちていきました。そばは時間が経つと薄緑の抜き実が茶色く変色し、味も同時に落ちていきます。

現在は0℃保管や真空パックなど保存技術がしっかりされていますので、1年中「新そば」に近い品質を味わえます。

とは言うものの、やはり、「新そば」が一番うまい!に間違いはありません。

次は分類ですが、割合の分類では、そば粉100%で打った「十割そば」、小麦粉2割、そば粉8割で打った「二八そば」が有名です。

そば粉の種類による分類では、胚乳部分の白い粉(一番粉)を用い、色が白いのが特徴の「更科そば」、一番粉以降に出る全層粉などを用い、色が黒いのが特徴の「いなかそば」が有名です。

「そば」に関する情報は広く奥深いです。これを機会にみなさんも研究されてみてはいかがでしょうか。新しい美味しさを発見できるかもしれません。

※この記事に掲載されている画像と情報については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。

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