【本当に水で作って大丈夫?】カップ麺/袋即席麺/パスタなどの乾麺/パックごはん

【本当に水で作って大丈夫?】カップ麺/袋即席麺/パスタなどの乾麺/パックごはん
インスタントヌードルの中でも、特にカップ麺はお湯を注ぐだけですので、非常食にはもってこいなのですが、ライフラインが止まれば肝心のお湯が使えないのでアウトです。

しかし、カップ麺や袋即席麺などのインスタントヌードルが水で作れるとなると話は変わります。

前回の非常食の記事で色々と調べていたら、非常食関係で面白い情報が何件かありましたので、その中から今回はカップ麺、袋即席麺、乾麺などが水で作れるのか?というお話です。

水で作るインスタントヌードル

今回はカップ麺(日清 カップヌードルシーフードヌードル)、カップ焼きそば(ペヤング ソースやきそば)、袋即席麺(イトメンのチャンポンめん)の3種類について、本当に水で作れるのか試してみました。

水漬け時間については、ネットを見ても色々です。たぶん、味の好みがあるからだと思います。

そこで、今回は15分、30分、45分、60分と分けて確認しました。結果として、カップ麺は45分、カップ焼きそばは30分、袋即席麺は60分が個人的に美味しく食べられる水漬け時間でした。

不思議なのは、同じカップ麺なのにカップ焼きそばの方が早く食べられたということです。食欲のせいなのか、別の理由なのか謎です(笑

カップ麺(日清 カップヌードルシーフードヌードル)

カップに320mlの水を入れました。

15分:麺は多少もどりますが、硬いです。
30分:麺が膨らんできます。硬めの麺が好きな方なら30分で十分かもしれません。
45分:麺がいい感じに柔らかくなったので、ここで食べました。

感想としては、味は普段食べているシーフードヌードルのように美味しいですが、いつものシーフードヌードルよりも味は薄い感じです。それと、シーフードという具材のせいか、かやくが硬く感じました。かやくはあらかじめ別に水漬けにしておいた方がいいと思います。

カップ焼きそば(ペヤング ソースやきそば)

警視庁警備部災害対策課のツイッター情報のように、災害時を想定し、カップに注ぐ水の量は少なめで、麺が隠れる程度にしました。

15分:麺がかなりもどります。硬めの麺が好きな方なら15分で十分かもしれません。
30分:麺がいい感じに柔らかくなったので、ここでソースを絡めて食べました。

感想としては、いつものペヤングよりも味は薄い感じです。かやくは水ではもどりきってないので、あらかじめ別に水漬けにしておいた方がいいと思います。麺の水漬けは警視庁警備部災害対策課のツイッター情報のように、一般向けには20分待ちが丁度いいかもしれません。私は柔らかい麺が好きなので、個人的には30分が丁度いいです。

なお、カップ焼きそばはカップ麺や袋即席麺と違って、自宅にあるソースやマヨネーズで味付けできますので、薄く感じても簡単に調整できます。また、 ペヤングの「まるか食品」はペヤングやきそばボトルソースを販売しています。

袋即席麺(イトメンのチャンポンめん)

ラーメンどんぶりに、説明書どおり500㏄の水を入れます。

15分:麺はもどる気配だけで硬いです。ここで1度ひっくり返します。
30分:麺が多少もどりましたが、食べるにはまだまだという感じです。
45分:全体が水分を吸ってかなりもどりました。この時点で麺をほぐしました。
60分:いい感じになったので、ここで食べました。

感想としては、いつものチャンポンめんと違った美味しさでした。スープは水でもサッと溶けますので麺にもなじみやすいです。まあ、災害時にイトメンのチャンポンめんが食べられるなら、それだけでOKです(笑

次回の実験では、あらかじめ自宅にある干し海老と椎茸を水漬けしておいて追加してみようと思っています。

インスタントヌードルの賞味期限は?

うちはイトメンの「チャンポンめん」、日清食品の「日清焼そば」、エースコックの「ワンタンメン」、そしてカップ麺を色々と常備しています。

非常時の備えではなく、よく食べるので常時ストックしているだけですが(笑

みなさんの中でもカップ麺や袋即席麺などのインスタントヌードルを常備されている方が多いのではないでしょうか?

インスタントヌードルは非常食のように、期限切れになる前に日常生活で消費しながら備蓄する「ローリングストック」を意識する必要はなさそうですね。

インスタントヌードルは食べたくなるから食べるので、無くなる前に買うというパターンだと思います。

うちは賞味期限のかなり前に完食ですが、買ったことを忘れたり、棚の奥にしまったりして、うっかりと賞味期限が切れたという経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、日清食品の公式サイトを確認したころ、インスタントヌードルの賞味期限は、袋即席麺が製造日から8カ月で、カップ麺は製造日から6カ月でした。

普段、あまり意識していませんでしたので、意外に長いなあと感じました。

ちなみに、賞味期限というのは、製品をおいしく食べることができる賞味期間の期限です。賞味期限を過ぎてすぐに劣化することはありませんが、なるべく早めに食べた方が良さそうです。

パスタ、うどん、蕎麦、素麺などの乾麺、そしてパックごはんはNG

パスタ、うどん、蕎麦、素麺などの乾麺、そしてパックごはんは「でんぷん」でできていますので、必ず加熱調理して食べなければなりません。

というのも、「でんぷん」は「生でんぷん」の状態では、人は消化できないのです。お腹を壊してしまいます。

「生でんぷん」は加熱して「アルファ化デンプン」にすると、消化できる「でんぷん」になりますので、必ず加熱が必要です。

ですから、パスタ、うどん、蕎麦、素麺などの乾麺は水で戻しても加熱しなければ、「生でんぷん」の状態ですので、消化ができずにお腹を壊してしまいます。

ところが、ご飯はちょっと事情が違います。「アルファ化デンプン」を放置すると「でんぷん」は徐々に「生でんぷん」に近い状態「老化でんぷん」になり消化できなくなります。

「サトウのごはん」の公式サイトによれば、「サトウのごはん」はこの状態で店頭に並んでいます。

「老化でんぷん」は再度加熱することで糊化でんぷんにもどりますから、「サトウのごはん」などのパックごはんは必ず加熱して食べる必要があります。

ちなみに、水で作れる「アルファ米」のご飯があります。「尾西食品」の公式サイトに次のような記載がありました。

「アルファ化したご飯は水分を除く(乾燥)と、生デンプンへ戻らず「アルファ化デンプン」の状態を保ち続けます。そして、このアルファ米にお湯や水を加えると、煮炊きせずとも、軟らかく美味しいご飯ができ上る、という訳です。」

カップ麺や袋即席麺などのインスタントヌードルは、この水分を除く(乾燥)という原理を使っているので、水でもOKなのです。

日本即席食品工業協会のインスタントラーメンナビによれば、インスタントヌードルは、蒸し機で麺を蒸してアルファ化した後、切断、型詰めします。

そして、麺を乾燥させます。「油揚げ麺」の場合は、揚げ油に入れることで、30~40%あった水分を3~6%にします。「ノンフライ麺」の場合は、熱風乾燥機にいれて乾燥させます。

美味しい「水漬けパスタ」は時短と省エネ♪

美味しい「水漬けパスタ」は時短と省エネ♪

ネットを色々見たところ、「水漬けパスタ」の記事が溢れていました。

正確に言うと、「水漬けパスタ」ではなく「水漬けスパゲッティ」です。

なお、「水漬けスパゲッティ」といっても、水に漬けたスパゲッティをそのままソースに絡めて食べるわけではありません。水戻ししたスパゲッティをフライパンで炒めて食べる方法です。

元々、登山などで高地に出かけるため気圧の関係で茹でるお湯の温度が上がりにくい時の対処法らしく、今ではレストランの裏ワザ時短テクニックになっているそうです。

レシピも溢れていました。

ここでは、1982年(昭和57年)創業の老舗「レストラン大宮」のオーナー・シェフである、大宮勝雄さんのレシピをご紹介します。

色々とレシピがありましたが、今回は私が愛してやまないナポリタンです。しかも、ゆでないナポリタンです。

A まず、スパゲッティを水に漬けます。

1/スパゲッティが入る大きさのバットにスパゲッティを入れ、しっかりとかぶるように水を加えます。大きい容器がなければ、スパゲッティを半分に折って入れます。

2/ラップまたは容器のふたをかぶせ、スパゲッティの芯まで水が浸透して、色が変わるまで冷蔵庫におきます。

スパゲッティの太さと水漬けの時間の目安

1.4mm→1時間~1日、1.7mm→1時間30分~1日、1.9mm→2時間~1日

3/水気をよくきって、1人分ずつに分けます。ラップに包んで冷蔵庫におけば、2日間ほど保存可能です。

B ゆでないナポリタン

1/ソーセージは斜め薄切りにします。たまねぎは縦に薄切り、ピーマンはヘタと種を除いて細切りにします。

2/フライパンにサラダ油大さじ1を中火で熱し、たまねぎ、ピーマンを順に炒めます。しんなりとしたらソーセージを加え、サッと炒め合わせます。

3/水カップ1/2弱、塩少々を加え、水づけスパゲッティをほぐして加えます。弱火にして1分間ほど火を通します。ここで加えた水分で、水づけスパゲッティが柔らかくなります。

4/トマトケチャップを加えて再び中火にし、水分をとばすように混ぜながら炒めます。

5/汁けがなくなり、スパゲッティが程よく柔らかくなったら、塩・こしょう各少々で味を調え、器に盛って、好みで粉チーズとパセリをふります。

元々、ナポリタンは大好きですが、この「ゆでないナポリタン」は手打ち麺のようなモチモチ感があり想像以上の美味しさでした♪

ワンランク上の美味しさを味わえ、ゆでる時間と手間が省け、時短と省エネになるって「ゆでないナポリタン」は最高ですね♪

というわけで、今回は【本当に水で作って大丈夫?】カップ麺/袋即席麺/パスタなどの乾麺/パックごはんという内容の記事でした。

※この記事に掲載されている情報については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。

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