私は花粉症と無縁!と思っていたのですが、3年前から花粉症になり、この時期になると憂鬱になります。それで、今年も石川県の花粉飛散の時期と量について調べてみました。
結論から言いますと、2020年の石川県の花粉飛散は平年の90%、2019年シーズンの50%となる予想です。まあ、昨年の飛散が大量すぎたので、その反動ですね。
【石川県の花粉飛散の時期は?】
石川県では年にもよりますが、2月中旬頃にハンノキ花粉が飛び始め、スギ花粉が3月中旬をピークに飛散し、ヒノキ科花粉やカバノキ科、ブナ科の花粉などが4月に飛散します。また、5月を中心にイネ科花粉が飛散します。
このように、花粉症の原因となる花粉は1年中飛散しているのですが、花粉症といえばやはりスギ花粉ですね。
日本気象協会の花粉飛散予測(第2報)によりますと、2020年のスギ花粉の飛散開始は九州から東北まで例年並みとなりそうです。
石川県(金沢)については2月22日に飛び始めると予想されています。
石川県(金沢)ではスギ花粉がメインで、ヒノキ花粉は比較的少ないのですが、スギ花粉のピークは3月、ヒノキ科花粉は4月がピークになりますので、2月下旬から5月頃まではマスクが必需品です。
【石川県の花粉飛散の量は?】
日本気象協会によれば、2020年の石川県の花粉飛散は平年の90%、2019年シーズンの50%と大幅減の予想になっています。これは、昨年の大量飛散の反動です。
2019年の石川県の夏は暑かったのですが、日照時間が少々平年を下回ったので、スギの花芽が多く形成されなかったらしいです。(よかった♪)
なお、石川県の林業試験場でも毎年、春のスギ空中花粉飛散量を予測するために、スギ林の雄花量の調査を行っています。
石川県の公式ページによれば、今年度もこの調査を加賀地域約20カ所のスギ林で行い、その結果から令和2年春のスギ花粉飛散量を予測したところ、「昨年の約1/2」(例年の約8割)という結果となったそうです。
【花粉飛散の多い日や時間帯は?】
雨の日、気温が低く風がない日などは花粉が飛びにくいのですが、以下のように花粉が飛びやすい日の外出は注意が必要です。
■気温が高く湿度が低い日
温かく湿度が低い日は飛散量が多いです。(湿度が高いと飛散量は低め)
■風の強い日
空中だけでなく、地面に落ちた花粉も舞い上がります。
■前日に雨が降った日
前日に飛散しなかった花粉も飛散するため、2日分まとめて飛びます。
気象条件で変わりますが、花粉飛散の多い時間帯としては一般に昼前後と日没前後に花粉が多くなります。
早朝にスギ林から飛散し始めた花粉は上空に舞い上がり、午前中に郊外、住宅地、都市部の上空に運ばれて昼前後にその一部が落下します。
日没と共に気温が低下して空気の対流の影響を受け、上空に舞っていた花粉が地上に落下するため、日没前後には再び花粉が多くなります。
しかしながら、ピーク時には時間帯に関係なく1日中花粉が舞っているように思えます。実際、夜間でも地面に落ちた花粉が風で舞い上がりますので注意が必要です。
【花粉対策は?】
自分でできることはしっかりやって、どうにもならない時は迷わずお医者さんです。自分で市販薬を選択して購入するより、お医者さんからもらう薬の方が安くて安心ですから。
特に花粉症になっている方は花粉の飛散開始前に早めに医師の診察を受け、服薬は2月初旬頃から始めた方が無難です。
私がお医者さんから処方されている抗ヒスタミン薬は、効果が19.5時間と長く、1日1回の服用ですみますので楽です。
もちろん、お医者さんの内服薬を使っていても、できるだけ触れる花粉の量を減らす努力をする必要があります。
外出時のマスクは必須です。マスクをすることで吸い込む花粉の量を3分の1から6分の1に減らせます。
また、花粉症は目がかゆくてつらいのですが、特に花粉症用のメガネをかけなくても、普通のメガネをかければ眼に入る花粉の量を3分の1に減らすことができるそうです。
あと、花粉のシーズンにはふとんや洗濯物を外干ししないこと、帰宅時には玄関口で服をたたいて花粉を払い落としたり、洗顔やうがいをしっかりするなどの努力も必要ですね。
最近では、花粉症対策グッズも進化し、色々と便利なグッズが販売されていますので、アマゾンなどで探してみるのも面白いです。
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