私は幼い時から静電気で困ったことはありませんでした。
ところが、社会人になってから数年間、冬になれば静電気で悩みました。ドアノブや車のドアを触れば「バチッ!」というもの凄い音とともに、とても痛い電流ショックが!
本当に冬は憂鬱で憂鬱で嫌でした。もう、静電気ノイローゼの域に入っていましたね。静電気がひどくて、火花が散るあの恐怖。1日が終わるころにはグッタリです。
もちろん、以下のような「よくある対策」はほとんど試しましたが、「バチッ!」を防ぐことはできませんでした。しかも、面倒な方法は絶対的な効果が無ければ長続きしませんし。
よくある静電気対策
【静電気の発生を防ぐ対策をする】
■適度に水分を補給して、体の乾燥を防ぐ。
■服や下着、タオルなどの素材に気を付ける。
●木綿や麻、絹、レーヨンなどの帯電しにくいモノを着る。
●ナイロンやウール、アクリル、ポリエステルなどの帯電しやすいモノは着ない。
■柔軟剤を使用する
■静電気防止グッズを身に付ける
■適度に「加湿」する
●エアコンの暖房は乾燥するので加湿器を併用。
●エアコンよりも石油ファンヒーターで乾燥防止。
☆我が家は電気代がかかりますが「デロンギ」を愛用中。
■静電気除去スタイリングブラシを使う。
●冬場 ブラッシングするだけでもパチパチと静電気が起きてしまいますが、最近では優れた静電気除去スタイリングブラシがありますので見直してみてはいかがでしょうか?
■髪の保湿に気を付ける。
●ミスト式の小さなボトルに水を入れて持ち歩き水分補給。
●保湿効果のあるシャンプーやトリートメントなどを使う
■こまめにハンドクリームで手指を保湿する。
【金属に触る前に放電を促す対策をする】
■コンクリート製の壁や地面、木製家具などを触り放電を促す。
●ガソリンスタンドの静電気除去装置のように、手のひら全体で触ることがコツです。まあ、このようにこまめに放電する習慣を持っておけば良いのですが、1日で金属に触れる回数はあまりにも多いので、正直言って面倒です(汗
と言うわけで色々試しましたが静電気除去の決定打はなく、こんなに文明が進化しているのに、現代科学は静電気の前では無力だ!なんて絶望感が漂っていました。
ところが、ところがです!
数年間、悩み続けた静電気から解放されたのです。
いつからか忘れましたが、数年前から、あの「バチッ!」が消えたのです。
おかげさまで今では冬になっても穏やかな毎日をおくっています♪
今回の記事では、その理由に迫りたいと思います。
ひょっとして、麦茶が静電気体質を改善した?
自分では気がつかなかったというか、あるシーズンから、あの「バチッ!」が消えたのです。
いつからか忘れましたが、「そう言えば、あれだけ大変な思いをしたけど、最近は静電気のバシッ!が消えている」ことに気が付きました。
と言うことで、静電気が始まった時期と消えた時期を色々と比較し原因を考えてみました。
すると、静電気が始まった時期と消えた時期で明らかに変わったことと言えば、夏だけでなく1年中「麦茶」を大量に飲むようになったことと、肉料理よりも魚料理の比率が多くなったことだけです。
これは、ある番組で「血液をさらさらにして血管の老化を防ぎ長生きするには、食事のおかずは青魚を主として、飲み物は麦茶が良い!」と勧めていたので、その影響です。
あとは以前と同じ対策をしており、特に変わった対策はしませんでした。
そこで、まず麦茶の実力について調べてみたのですが、これが意外と凄いのです!
麦茶の実力
■ノンカフェイン
麦茶はノンカフェインなので利尿作用が低く、夏場の水分補給や寝る前の水分補給に適しています。
■タンニンが少ない
便秘や貧血につながるタンニンの量もお茶やコーヒーの数分の一です。
■血圧降下作用、中性脂肪抑制作用
GABAというアミノ酸の一種が含まれていて、血圧を下げたり中性脂肪を抑えてドロドロ血液になるのを抑える働きがあります。
■血流改善作用
平成11年に農林水産省食品総合研究所の菊池祐二先生と、カゴメ総合研究所により、シリコンチップ上での血液の通過時間を計測する研究が行われ、麦茶を飲むことで血液の流動性が高くなることが発見されました。
また、平成15年には、はくばく研究開発部によってこの血流改善効果が、香ばしい匂いの成分である「ピラジン類」によることが明らかにされました。
■抗酸化作用
平成15年に静岡大学の衛藤教授の研究によって、麦茶に含まれる「Pクマル酸」などが、発ガン性で注目されるペルオキシナイトライトに対し、高い消去活性を持つことが発見されました。
■胃の粘膜保護、糖尿病の合併症防止効果、抗炎症作用など
平成10年に静岡大学の衛藤教授が、京都薬科大学の吉川教授と共同で麦茶の抽出物をテストしたところ、胃の粘膜を保護する作用や糖尿病の合併症を防ぐ効果、炎症を抑える作用など、様々な優れた機能があることがわかりました。
■細菌膜生成阻害作用
バクテリアの定着を予防する作用があり、虫歯や歯周病の原因となる「バイオフィルム=細菌が作る膜」を阻害する作用があります。
血液がサラサラになる効果は知っていましたが、ここまで凄い作用があるとは知りませんでした。いやあ、麦茶って天然のスーパードリンクですね!
飲んでいて良かったです♪
麦茶の何が静電気体質を改善?
それでは、この効果盛沢山の麦茶の何が静電気に効果的なのでしょう?
静電気は冬に多い為、乾燥が原因と言われていますが、実はもう一つ見逃せない大きな原因があったのです。
それは、「ドロドロ血液」だったのです!
以下、ちょっと難しい話になりますが、簡単に言いますとドロドロ血液をサラサラ血液にすれば「静電気体質」が改善されるということです。
血流によってマイナスイオンが作られるのですが、血流が滞ることでイオンバランスが崩れてマイナスイオンが作られなくなり、プラスの電気に偏ることでプラスイオンの電荷が掛かっている状態になります。
プラスイオンはバランスを保つために放出をする必要があるので、「バチッ!」と痛みを伴い放電することになります。
静電気体質の方は、このドロドロ血液が原因の一つになっている可能性がありますので、血液をサラサラにすれば静電気体質が改善されるということです。
ドロドロ血液を放置すればロクなことがありませんので、静電気対策だけではなく、サラサラ血液になるよう日頃から心がけた方が良いですね。
もちろん、麦茶はオールマイティではありませんので、偏食や睡眠不足、慢性的なストレスなどが重ならないように注意して、体内のイオンバランスを保つことが必要です。
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