「新型コロナウイルス」に「次亜塩素酸ナトリウム」と「消毒用アルコール(70%)」が有効であることが話題になっています。
いずれも「新型コロナウイルス」の「接触感染」を防ぐ対策で、感染したと疑われる人が触れたモノの表面消毒には次亜塩素酸ナトリウム(0.1%)が、こまめに自分の手指を消毒するには消毒用アルコール(70%)が有効な予防策であると分かっています。
なお、手指の消毒で消毒用アルコールがない場合には、流水と石鹸を用いて20秒以上洗うのも効果があります。
そこで今回は、「次亜塩素酸ナトリウム」を自宅で簡単に作れる方法を記事にしてみました。
まずは、「次亜塩素酸ナトリウム」と混同されやすい「次亜塩素酸水」との違いからみていきます。
実は、「次亜塩素酸ナトリウム」と「次亜塩素酸水」とは名称はよく似ていますが、全く異なる溶液なので注意が必要です!
次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水の違い
「次亜塩素酸ナトリウム」は強アルカリ性でありアミノ結合(ペプチド結合)を加水分解するのでタンパク質を腐食する作用があります。
「次亜塩素酸ナトリウム」の原液が皮膚等に付着してしまった場合は、やけどのような症状を引き起こしてしまいますので、その希釈については慎重にならなければなりません。
一方、「次亜塩素酸水」は原液であっても人体に影響はなく、皮膚に付いても除菌するだけで安全そのものです。
しかし、本記事は「新型コロナウイルス」に有効ですが、慎重な希釈を求められる「次亜塩素酸ナトリウム」についての記述になります。
厚生労働省の見解
厚生労働省が公開した「新型コロナウイルスに関するQ&A(令和2年1月31日時点版)」を確認したところ、「問13 疑い患者を取り扱う上での注意点はありますか?」に記載されていました。
内容は以下の通りです。
「手洗いなど一般的な衛生対策を心がけてください。手など皮膚の消毒を行う場合には、消毒用アルコール(70%)を、物の表面の消毒には次亜塩素酸ナトリウム(0.1%)が有効であることが分かっています。
詳しくは国立感染症研究所のHP「新型コロナウイルス(2019-nCoV)」に掲載の関連するガイダンスをご参照ください。」
簡単にできる次亜塩素酸ナトリウム消毒液の作り方
「新型コロナウイルス」の消毒方法としては、次亜塩素酸ナトリウム0.1%の消毒液を用い、消毒液をたっぷりと布に染み込ませて拭いた後、10分くらいしてから水ぶきをするのですが、いつも次亜塩素酸ナトリウム消毒液(0.1%)を常備している家なんてマレです。
そこで、家にある物で簡単にできる次亜塩素酸ナトリウム消毒液(0.1%)の作り方をご紹介します。
用意するモノは?
1/塩素系漂白剤 (成分に次亜塩素酸ナトリウムがあるモノ)
*キッチンハイターのラベルには、次亜塩素酸ナトリウムの成分表記があります。
2/ペットボトル
3/普通の水
たったのこれだけです!
作り方も簡単で、キャップ2杯(約10ml)の消毒剤原液を、ペットボトル1杯(500ml)の水に加えれば、50倍希釈となり、1000ppm(0.1%)の消毒液ができます。
なお、トイレの便座やドアノブ、手すり、床等の消毒に必要な濃度は200ppm(0.02%)です。
この濃度の溶液は、キャップ半分弱(約2ml)の消毒剤原液を、ペットボトル1杯(500ml)の水に加えることで作れます。250倍希釈になります。
作るのが面倒!という方は、色々と商品が出ていますので、アマゾンや楽天等で確認されることをお勧めします。
なお、この消毒液はノロウイルス、インフルエンザなどの消毒もできますので、ご活用ください。
希釈の詳細については、次の記事が分かり易いです。
パナソニックの次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 「ジアイーノ」
この記事を書いていて思い出したのですが、パナソニックが次亜塩素酸を活用した高度な空気清浄機を市場に投入しています!
以前、私が行った内見会では、「値段、高過ぎ!」でスルーしましたが、この時期、いいかも!
パナソニック 次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 ジアイーノでは、約12時間後の効果として、
【99%除菌】次亜塩素酸で浮遊・付着菌を99%除菌!
【99%ウイルス抑制】次亜塩素酸で浮遊・付着ウイルスを99%抑制!
とされています。
次の記事は「ジアイーノ」に特化したものです。
「新型コロナウイルス」については、以下の記事もお勧めです。
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