先日、スーパーに行ったところ、ネスカフェのゴールドブレンドを見かけ、懐かしくなって思わず買いました。
というのも、社会に出てからはレギュラーばかり飲んでいますが、学生時代は下宿で毎日何杯もゴールドブレンドを飲んでいましたから、その頃を思い出したのです。
久々というか、何十年ぶりかのゴールドブレンドですが、「えっ、こんな味だった?」と少々驚きました。
そして、カップの底を見た女房が、「なんか、レギュラーっぽくない?」と。
そこで、ゴールドブレンドのラベルを見てみると、「レギュラーソリュブルコーヒー」と記載されていました。
レギュラーソリュブルコーヒーって何?
インスタントなのにレギュラー?
今回は、ゴールドブレンドについて色々調べてみました。
しかし、時代の流れを痛感します。ネスカフェ・ゴールドブレンドという商品の名称は変わりませんが、企業名称は学生時代の「ネッスル日本」から「ネスレ日本」にかわっています。しかも1994年(平成6年)ですから、なんと26年前です。興味が無いモノはトコトン無視するラポンです(汗
ゴールドブレンドは革命的インスタントコーヒー!
その昔、ゴールドブレンドは革命的インスタントコーヒーとしてデビューしました。
それまでは、1960年代以降「ネスカフェ」(のちの「ネスカフェ・エクセラ」)という名称のインスタントコーヒーでした。
「ネスカフェ」は、高温の乾燥筒の中に、高温のコーヒー液を噴霧して素早く乾燥させる「スプレードライ」という冷たい水にも溶けやすく、量産性が高い方法を取っていました。
しかし、この方法は風味の損失が多いという欠点がありました。
その欠点をブチ破り、香味を保持できる!という、「フリーズドライ製法」という画期的というか革命的なゴールドブレンドが登場したのです。
「フリーズドライ製法」は、コーヒー液をマイナス40℃以下で一度凍結させた後に細かく砕き、真空状態にして水分を蒸発させる方法です。
まあ、熱いゴールドブレンドと「冷コー」のネスカフェという振り分けになりました。
私も、ゴールドブレンドを知ったあと、ネスカフェは「冷コー」化しました。
レギュラーソリュブルコーヒーとは?
「ソリュブル」とは、英語で「溶ける」という意味です。まあ、熱湯を入れて溶かすのですから、インスタントコーヒーと一緒ですね。
それで、何が変わったのかというと、これまではコーヒーの抽出液を乾燥させて粉末にする方法でしたが、レギュラーソリュブルコーヒーは抽出液に微粉砕したコーヒー豆の粉を混ぜてから乾燥させる方法です。
この方法に変えたことで、いれたての味や香りを楽しめることができるようになったのです。
カップの底に三日月(クレッセント)が?
ゴールドブレンドの裏面ラベルには、「ご存知ですか?飲み終わった後、カップの底には、まるでクレッセント(三日月)のような模様が描かれます。実はこれ、細かく砕かれたコーヒー豆です。詳しくは・・・」とあります。
「ほんまや!」と女房のカップの底を撮影したのですが、公式サイトの三日月を見た時に、ちょっと違うかもと思いました(笑
公式サイトの三日月
女房のカップの三日月
レギュラー・ソリュブルコーヒーは美味しい
ひと口飲んでみると分かりますが、今迄のようなインスタントコーヒーという感じではなく、まるでレギュラーコーヒーを飲んだときのような豊かな香りが楽しめます。
味も下手なレギュラーコーヒーよりも美味しいです!
あれから、今迄、3本目を消費中です(笑
ネスレ公式サイトによれば、あの落合務シェフをはじめ日本各地の有名シェフがドリップより美味しいと絶賛しています。
本当にコクのある上質な一杯のコーヒーを求める方には役不足かもしれませんが、私のようにレギュラーコーヒーを手軽に楽しみたい!という方にはお勧めです。
ただ、作る面倒はレギュラーコーヒーより楽ですが、多く飲むと空の容器のゴミ捨てが面倒かも(汗
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