写真提供：金沢市 「アメリカ楓通りの紅葉」
【アメリカ楓通りの紅葉】
「アメリカ楓（フウ）通り」は石川県金沢市にある人気の紅葉スポットです。
「アメリカ楓通り」は、「いしかわ四高記念公園」（旧：中央公園）と「しいのき緑地」（旧：県庁跡地）の間にある県道で、アメリカ楓の並木道になっています。紅葉の見頃は例年11月中旬から12月上旬頃です。
「アメリカ楓通り」を「アメリカカエデドオリ」と呼ぶ方もいますが、「楓」は「カエデ」ではなく「フウ」と読みます。「アメリカフウドオリ」が正解です。
「アメリカ楓」は、北米及び中米を原産地とする落葉高木で、一般的に紅葉葉楓（モミジバフウ）と呼ばれ、公園や街路に使われることが多いです。
モミジを大きくしたような葉が特徴的で一見モミジの仲間のように見えますが、マンサクの仲間です。モミジのような葉を持つフウということでモミジバフウと名付けられました。紅葉が進むにつれ、緑、オレンジ、赤などのように葉の色が変化していきます。
紅葉のシーズンに金沢城公園や金沢21世紀美術館、香林坊界隈を散策される方は、この並木道を歩かれることをお勧めします。
「アメリカ楓通り」をはさむ、「いしかわ四高記念公園」と「しいのき緑地」ですが広い緑地ですので、のんびりと気持ち良く散歩でき、石川県民の憩いの場として利用されています。
【いしかわ四高（シコウ）記念公園】
写真提供：金沢市 「石川四高記念文化交流館」
金沢市広坂2丁目にある「いしかわ四高記念公園」は、昭和43年に金沢大学理学部が移転し、「石川県中央公園」として開設しました。
開設面積は3.3ヘクタールで、主要施設として、広場、休養広場、人工滝（カスケード）、石川四高記念文化交流館などがあります。
その後、公園の芝生の衰退や悪天候時のぬかるみの発生、樹木の生育環境の悪化などにより再整備を実施し、2014年6月25日(平成26年)に「中央公園」の名称から現在の名称に変更しました。
「いしかわ四高記念公園」という名称は、かって公園内にあった「第四高等学校」に由来しており、園内には、国の重要文化財に指定されている「石川四高記念文化交流館」があります。
正面の左半分が無料の「四高記念館」で、右半分は有料の「石川近代文学館」になっており、泉鏡花、徳田秋声、室生犀星など石川県ゆかりの文学者の著作や遺品などが展示されています。入場料等は以下のとおりです。
【入場料】一般370円、大学生290円、高校生以下無料となっています。
【開館時間】多目的利用室・レトロ体験室が9:00～21：00。展示室は9:00～17:00で、入館は16:30までとなっています。
【休館日】年末年始（12/29～1/3）以外に展示替等で休館することがあります。
【しいのき迎賓館＆しいのき緑地】
写真提供：石川県観光連盟 「しいのき迎賓館」
「しいのき迎賓館」は石川県庁をリニューアルしたもので、正面は格調高い外観をそのままにして、反対面をガラス張りのおしゃれな外観にしてあります。レストラン、カフェ、ギャラリーなどがあり、今では金沢のランドマークの一つになっています。
名称の「しいのき」は、正面にある推定樹齢約300年の2本の「堂形のシイノキ」からきています。
「しいのき迎賓館」の新しい出入口から外に出ますと、「しいのき緑地」と呼ばれる芝生の広場が広がっています。緑地内には辰巳用水から取水した小川が流れ、遊歩道も整備されています。
「しいのき緑地」はよく活用されており、週末にはグルメなど様々なイベントで盛り上がっています。
写真提供：石川県観光連盟 「しいのき迎賓館」
【アメリカ楓通りへのアクセス】
（バス）
城下まち金沢周遊バス・兼六園シャトル・北陸鉄道路線バス・西日本JRバス「香林坊」バス停から徒歩約5分
まちバス「香林坊大和･アトリオ」「香林坊東急スクエア･日銀前」バス停から徒歩約1分
金沢ふらっとバス材木ルート「香林坊・仙石通り」菊川ルート「香林坊」バス停から徒歩約5分
（車）
駐車場がありませんので、近隣の駐車場をご利用ください。
金沢歌劇座有料駐車場：76台
金沢市役所・美術館駐車場：319台
香林坊地下駐車場：813台
石川県政記念しいのき迎賓館：95台
※料金は定時・随時の改定や増税等による改定がありますので、公式ホームページにて最新の情報をご確認くださいますようお願い致します。
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