今後の世界史で西ゴート王国が注目されるという夢を見ました。西ゴート王国なんて、よく思い出したというか、よく覚えていたと驚きました。
私の私立大学受験の選択科目は世界史で、難関校対策として、かなり細かい箇所まで学習したのですが、西ゴート王国は基本的な問題対象ではなく、どちらかと言うと、さほど重要度が高くなかった知識だったような気がします。
大学受験って、もう半世紀ほど前のことですから、西ゴート王国が夢で出るなんて驚きというか、何か特別な意味があるような気がして、ブログに記録しておこうと思います。
◆西ゴート王国とは
西ゴート王国は現在のフランス南部からイベリア半島にあたる地域を支配したゲルマン系王国で、415年から 711年まで存続した王国です。
はじめはキリスト教のアリウス派、のちにカトリックを国教とし、ゲルマン文化・ローマ文化・キリスト教文化を融合させ栄えました。
◆西ゴート王国の年表
375年 – ゲルマン民族の大移動。西ゴート族、ローマ帝国内へ侵入
408年 – アラリック1世がローマ包囲
410年 – ローマ占領
415年 – 都をトロサに定め建国
418年 – テオドリック1世即位
451年 – ローマ帝国と連合を組みアッティラとカタラウヌムの戦い。勝利を得るもテオドリック1世は戦死。
456年 – 一時的に西ローマ帝国の実権を掌握。
475年 – エウリック王法典編纂(対象はゴート族)
476年 – 西ローマ帝国で西ローマ皇帝が消滅
506年 – アラリック抄典編纂(東ローマ帝国のテオドシウス法典の焼き直し。対象は、ゴート人とイベロ=ローマ人)
507年 – フランク王国とブイエの戦い(英語版)に敗北、アラリック2世が戦死。スペインのみの統治に
549年 – メリダに遷都
554年 – 東ローマ帝国の攻撃に遭いスペイン南部を喪失
560年 – トレドに遷都
579年 – ヘルメネギルドが父王レオヴィギルドに対して反乱を起こす(ヘルメネギルドの乱)。
584年 – ヘルメネギルドの乱終結。
585年 – スエボス(スエビ)王国を併合。ヘルメネギルドが処刑される。
589年 – カトリックを公認。レカレド1世も改宗
621年 – イベリア半島統一[注釈 4]
654年 – 属人法を廃止
673年 – 第30代ワムバ王(Wamba)に対するヒルデリックの反乱
694年 – ユダヤ人を迫害
711年 – ウマイヤ朝の攻撃にあい滅亡(グアダレーテ河畔の戦い)
718年 – 完全に滅亡
◆西ゴート王国のドロドロ
何故、西ゴート王国なのかと色々考えましたが、おそらくロシアとウクライナの戦争について潜在意識が働いたのかな~と思います。
リーダーの失脚は、支配力の弱体やクーデター、そして暗殺など様々です。
その視点で西ゴート王国を見ると、かなりドロドロしています。
ウイキペディアでは、『ゴート人の歴史』によればシセブト王は、「自然死とも、薬の飲み過ぎとも、ある人は毒殺ともいう」と記され、「父王(シセブト)の死後、息子レカレド(2世)が数日間統治して死んだ」と続いている。とされています。
プーチンの毒殺可能性とかがマスコミで騒がれているなか、シセブト王たる可能性も否定できません。
また、最後のゴート族というのが15世紀までクリミア半島にいたということも関連性を感じます。
◆東洋経済の記事を引用
クリミア併合に何の意味があったか知っていますか?というテーマです。
2014年3月16日、クリミアで突如「独立」の是非を問う住民投票が行われます。その結果、ウクライナからの独立と「クリミア共和国」の樹立が発表されました。もっとも、ロシアに飛び込む1日前のまったく説得力のない独立で、3月17日にクリミア共和国が誕生すると、翌18日にクリミア共和国が「望む」形でロシアに編入されることとなります。
現在のウクライナ侵攻でも、当初ウクライナ東部の「親ロシア派」が独立騒動を起こし、ロシアは同胞を守るため独立を承認したことを覚えている人も多いのではないでしょうか(東側なのは、ロシアと近くて移民を送りやすいから)。
事実、クリミアの独立をめぐって住民投票が行われた際、半島の多数を占めているロシア人の多くは、祖国と運命をともにすることに賛成しました。スターリンが大量にロシア人を送り住まわせたからこそ、勝算のある「投票」、そして「地元民が望んだ」という形をとることができたのです。
クリミア共和国がたった1日で独立を終え、ロシアとの合併を選んだことを考えると、明らかにプーチンの影がちらつく独立です。
しかし、この半島の地政学的運命とこれまでの歴史を考えると、クリミアが新たな支配者の手に渡るのはこれが最後と決めつけるのは早計でしょう。国家や国境が人工物である以上、ちょっとした出来事や思わぬ理由で国の形は変わります。クリミア半島の場合、「凍らない海」という自然の産物に人間側が歴史上常に動かされ、支配国が変わっています。まさに今、地政学と歴史を学ぶ意義が高まっているのではないでしょうか。
というわけで、東洋経済の記事でクリミア云々の内容を記載しておきますが、クリミア半島の歴史は世界史で重要なポイントですので、少々マイナーな西ゴート王国を含め学習することで、今後のロシアとウクライナの将来が見えて来るかもしれません。
今回は夢の記録として、世界史で西ゴート王国が注目される夢の内容についてのお話でした。
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