桜街道(さくらかいどう)は河北潟堤防沿いの桜並木で、内灘町から津幡町・かほく市までの街道9キロに渡り、約1,550本のサクラが植えられています。
桜の成長とともに人気も上昇しており、最近の桜街道はまさに圧巻です!
桜街道の名称どおり、車で走りながら、見事な桜並木を楽しめます。ほぼ直線の道路で、車の通行量が多く、スピードも速いので路上駐車や脇見運転は禁止です。安全運転でお願いします。
開花予想と見頃は?
例年の見頃は4月中旬頃です。
今年の予想は次の通りです。
◆開花予想日:3月29日頃
◆五分咲き予想日:4月2日頃
◆満開予想日:4月5日頃
◆桜吹雪予想日:4月9日頃
Ⓒ穏やかなラポン 「桜街道のお花見」
桜街道、またの名前「母恋街道」
グーグルマップに「母恋街道 千本桜」というマークがありましたのでググってみたところ、桜街道はまたの名前を「母恋街道」と呼ぶそうです。
石川県に長い間住みながら知らないことだらけです(汗
そこで、ちょっと調べてみました。
時は今から22年前の1998年(平成10年)に遡ります。津幡の主婦の方が、余命3ヶ月と診断されたお母さんの看病のため津幡町の自宅から河北潟堤防横の道を通って金沢医科大病院まで1日3往復していたそうです。
残念ながらお母さんは亡くなられましたが、主婦の方はお母さんが亡くなる前の同年1月に当時の金沢市長であった山出保氏に1通の手紙を出しました。
その手紙には、車を運転しながら涙の出ない日はなく、病院に行き来する道がその方にとって母恋街道になったことや、人生でつらい思いをする人の支えになるようにと、桜並木づくりの提案などが書かれてあったらしいです。
その提案を機に、金沢市、内灘町、津幡町が「母恋(ははこい)街道」として同年11月から桜の植樹を始めたとのことです。
今では随分と立派に成長し、桜街道という桜の名所の一つに数えられています。
なにげに桜を楽しんでいますが、この街道には感動の秘話があったのですね。
なお、調査を進めたところ、2000年(平成12年)に徳間ジャパンレコードから「母恋街道」(作詞作曲:むらい進、歌手:港あかり)という歌も出ていたことが分かりました。
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