【穏やかな人生】嫌な人、許せない人を忘れる方法

【穏やかな人生】嫌な人、許せない人を忘れる方法

あなたは、「嫌な人や許せない人を自分の記憶から消す方法があれば、穏やかな人生を送れるのに」とか、「記憶から消すのが無理なら、記憶を薄める方法があればなあ」などと思ったことがありませんか?

嫌な人や許せない人の記憶というのは、忘れたいと思っても気がついたら思い出してしまって、あれこれ考えているうちに嫌な思い出が次々よみがえり、腹立たしくなってくるものです。今でも思い出すほど、過去に嫌なことをされたりしたわけですから当然です。

私も以前は、許せない人を忘れたいと思っても気がついたら思い出してしまって困っていました。

「アイツのせいで・・・」とか、「アイツさえいなくなれば・・・」という憎しみは、時間が経てば解決するだろうと放置しても忘れるわけではなく、いつまでも心にトゲが刺さったような状態でした。これでは、真に穏やかな人生はおくれません。

それに、ネガティブな感情に振り回されると疲れてしまいます。

しかし、なんと!色々と調べて試してみたところ、忘れることができたのです。

というわけで、今回の記事は嫌な人や許せない人を忘れる方法についてのお話です。困っている方は参考にして下さい。

間違っても、復讐などという危ないことは考えてはいけませんよ(汗

嫌な人、許せない人ほど忘れられないワケ

嫌な人や許せない人の記憶というのは、忘れたいと思ってもなかなか忘れられないものです。

何故だと思います?

答えは私たちのDNAに刻まれています。

私たちの脳は、恐怖感や不安感、そして怒りなどの気持ちが伴う記憶を非常に重要な記憶として位置づけ、思い出しやすい記憶として特化する傾向があります。

その理由は人類が経験した太古の生活にあります。ライオンなどの野獣と違い、人はもともと弱い生き物です。大昔のご先祖様が生き抜いた危険な世界では、恐怖感や不安感は命に関わる感情でしたので、今のように進化した人間の脳でも重要度が高いとされているのです。

要は、感情の強い記憶は思い出しやすいということですね。一説によりますと、マイナスの感情はプラスの感情よりも10倍近く強いらしいです。

さらに、自分の中で嫌な人や許せない人のことを何度も何度も考え反復することで、脳に強く刻み込まれてしまいます。

勉強といっしょです。反復することで強く記憶に残ります。

何度も反復して思考したり、書いて覚えたりすることで学習知識が記憶として強く定着するように、憎しみや腹立たしいという感情的な体験も繰り返し思い出されることで、思い出しやすい記憶として定着してしまいます。

そして、メビウスの輪のように際限なく、自分の過去を何度も思い出してネガティブな感情に悶々と苦しみ続けることになるのです。

一度こびりついてしまった嫌な記憶は、そう簡単には消えてくれません。

記憶というものには強弱がありますが、この感情的な体験は日増しに定着度が増していきますので、時間に任せて放置するより、ご自身に合った方法で忘れるか、記憶を薄める必要があります。

解決方法は極めてシンプル

他人から、「思い出さないほうがいいよ」とか「忘れたほうがいいよ」などと言われても、それは無理です。嫌でも思い出しますし、思い出せば昔のことなのに今日のことのように腹立たしくなります。

では、どうすればこの嫌な記憶から解放できるのでしょうか?

当時、心理学や脳科学、感情や記憶などについて書かれた本を色々と読みあさったのですが、それらの書籍には共通点があることに気がつきました。

解決方法は極めてシンプルだということです。

それは、「嫌な記憶は放置しない!」ということです。

それまでは、思い出したら流れに任せて腹立たしく思っていたのですが、「嫌な記憶」を思い出したときは放置せずに意識することにしました。

夢と一緒です。怖い夢を見ても流れに任せているだけで、勝手にシーンが展開されていくだけです。それは明晰夢ではない限り、夢の中で意識が働かないからです。でも、起きている時は意識を働かせることができます。

そうなのです。せっかく意識が働くのに、それまでは放置して怒りに浸っていたのです。何故、こんな簡単なことに気づかなかったか不思議でした。

まず、嫌な人や許せない人のことを思い出した瞬間、「あっ!またアイツのことを考えている」と自分を客観視します。

次に、「あんな奴の事を考えても無駄だ」ということを心に刻み、自分の気持ちを理路整然かつ冷静に納得させます。時間の無駄だという事実をしっかりと理解するのです。

だって、タイムマシンがないかぎり過去は変えられませんし、考えるだけ時間の無駄です。考えることで得することは何一つありません。

あるとすれば、人生の良い勉強になったということぐらいです。まあ、そう思えれば感情抜きで客観的に考えられるのでベストですね。でも、そこまでいくと悟りの境地ですので、なかなか難しいのではないのでしょうか。

なお、危険な復讐のイメージをしても、法治国家では許されない行為ですし、現実では犯罪者になるわけですから、憎しみを増幅させ、より強いストレスになります。

湧き上がる感情に身を任せるか任せないかの選択をしているのは、あなた自身です。

憎しみの感情に浸る前に、自分の中で湧き上がった感情を冷静に観察できるかどうかというのがポイントですので、このトレーニングを意識的にしなければなりません。

1/嫌な人のことを考えた瞬間、また考えていると自分自身を客観視する。

2/あんな奴の事を考えても時間の無駄だという事実を自身に理解させる。

この2点を実行できればOKです。嫌な記憶を放置せずにシンプルに考えることで、嫌な記憶を引きずるという状態から解放されます。

怒りに浸ることに喜びを感じる人は別ですが、自分の人生にとって意味のあることなのかどうかを意識的に自問する習慣は大切です。感情に流されずに自分をコントロールできるようになりますよ。

それと、過去というのは幽霊のようなものです。過ぎ去った時間は永遠に戻ってきません。

いくら時間を費やして考えても過去は変わるものではありません。以前の私を含め、多くの人は人生の時間の使い方に無頓着ですが、今考えるべきことは意識して楽しい未来を創ることだと理解すれば、貴重な時間を嫌な思い出に浸るという時間の無駄遣いから解放されます。

私の場合、このシンプルな方法が一番効果的でしたが、十人十色ですので色々と試してみて下さい。

以下の方法も併用すると効果的ですので載せておきます。

頭の中で消し去る

どうせ、何年も会ってない人です。その人のうわさも聞かなくなっているはずです。であれば、頭の中でアッサリと消し去ればイイのです。相手はもう死んでおり、この世に存在してない人なのだから思い出す価値もなくなります。

例えば、自分の心の中で事故か何かで亡くなったことにするのです。

「あれだけのことをしたのだから、バチが当たったのだ♪」と冷ややかに笑うとか。

この方法はちょっと怖いかも・・・

でも、憎くて許せなかった人は、私の中では死んでいることになっています(汗

今が幸せなら、どうでもいい話

書籍などで「あなたが幸せになることが復讐です」と書かれていますが、ここで言いたいのは、その手の綺麗事ではありません。

あなたを裏切った人は、自分の利益になるためにはあなたがどうなっても構わないという考えで裏切ったのですから、今のあなたが幸せになろうが不幸になろうが、そんなことはどうでも良いことなのですから。

それよりも、今の状況が以前よりも幸せであることに気付けば良いのです。

よくよく考えると、過去のことを未だに思い出すということは、それ以上の嫌な人が今の環境にはいないということになります。

つまり、今は昔よりも幸せということです。今が幸せなら、過去の嫌な人や許せない人のことなんて、どうでもいい話ですよね。

嫌な人や許せない人のことを思い出したら、「あんな奴、どうでもいいや」と思えばイイのです。

それに、縁を切ったわけですから、現に今は関係ありませんし、もう一生関わることもありませんからね。

というわけで、今回の記事は穏やかな人生をおくるために、嫌な人、許せない人を忘れる方法というお話でした。

あなたも嫌な人、許せない人を忘れて、穏やかな人生を楽しんで下さい♪

※この記事に掲載されている情報については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。

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